まともに説明するとこんな表現になるのですが、ちょっとわかりにくいですよね。
ブランディングとはブランドを作る作業ですが、いまだ定義が認識がされ定着してるとは言えません。
良い商品をつくっているのに売れない、伝わらない…。
そんな時必要なのが実はブランディングなんです。
ブランディングとは、自社あるいは自社商品に企業全体のメッセージとして、他とはどう違うのかを正しく鮮明に伝えることです。
そんな伝える作業の中の基本要素となるのが、シンボルマークやロゴタイプといった視覚表現です。
以下の屏風絵をご覧ください。

 

これを見て何か気づきませんか?
そう、多種多様な幟です。
兵が各自背負っているのは、自身が所属する軍の旗印ですね。
戦場の中で敵か味方かの区別をするだけでなく、この旗印のもとに一気団結するんだという気概の象徴にもなっています。

これを拡大してみると、家紋であったり屋号であったりしています。
いわゆるこれは、現代的に言えばブランドマークなんですね。
ブランドとは、家畜に施し所有先を示した焼印が語源と言われていますが、使う意味として日本で相当するのはこのような家紋でしょう。
その家紋が発展し企業のマークに転用され、現代まで継承されている事例も数多く存在しています。

 

 

ブランドマークをはじめブランドの概念には、具体的な品質や技術そのものは含まれません。
というより、それらの基本的なスペック(土台)の上に乗っかって、屋根のようにとんがっているものがブランドなのです。

確かにかつては良いものをつくれば売れる時代もありました。
しかし高度成長期以降は良い品質は当たり前、その品質を超えた「何か」が必要な時代なのです。
「ブランド?そんな大企業みたいなこと…」と思われる事業者は少なくなりました。
それでも「ウチみたいな零細には関係ないよ」と思われている方もまだまだ多いです。
そうではありません。
小さな会社にこそブランドパワーが必要なんです。

 


「ブ
ランディングすると儲かりますか?」と聞かれることがあります。
そういう勘違いには上記のような事例でご説明しています。
売るための作業は今も昔もマーケティングの領域で、ブランディングの範疇ではありません。
というより、ブランディングとマーケティングは表裏一体、付かず離れずの相棒なのです。

それをゲームに例えて言えば、マーケティングは販売ゲーム。売る方法を考えてたくさん売った方の勝ち。
それに対してブランディングは伝言ゲーム。いかに伝えるか、早く伝えた方の勝ち。
したがってビジネスにおいて言えば、どちらかが欠けてもだめなんですね。
両者とも良い関係の相棒として機能させておく必要があるのです。

 

以上は、同じうどんの写真を見せてどちらを選ぶか聞いた結果です。
全く同じものであるのに、実に10倍以上の人が「かがわのうどん」に魅力を感じると答えています。
これは品質を超えたところで、記憶に刷り込まれた「香川=讃岐うどんの本場」という連想がそうさせているのでしょう。
その無形のイメージがブランド力であることを証明しています。
“うどん県”でアピールする香川の面目躍如といったところでしょうか。

 

差別化とは、ただ他と違って目立てばいいというものでなく、本来持っているものを際立たせる作業です。
他とどこが違うのかを正しく伝えることで、差別化が成り立ちます。
それに加えて、変えようのない本来ある自分たちの姿を真正面から示すのです。
嘘も隠しもないその会社の歴史や実績と人材、そこで受け継がれたものを浮き彫りにすれば、他社と同じものになりようがありません。
そこには他が真似できない独自性があるはずです。

そうしたことをブランディングとして昇華させるには、トップの熱い思いとそれを汲んだブランディングチームが必要です。
そこで差別化+独自化=固有の「らしさ」として見出されたものは、永続的に使用できるブランディングの核となります。
長く続くブランドには必ず理由があります。
長く愛されるデザインにも、愛されるための仕掛けがあるのです。

 

それがブランドかそれとも単なる名前なのかの簡単な判断方法があります。
それは、その名称の後に「らしさ」を付けてみることです。
それによって、すぐ何かが連想できればOK。
例えば、北海道らしさとすれば、多くの人が広大なお花畑や大自然をイメージするでしょう。
京都らしさでも、すぐに古都の街並みや舞妓、美食をイメージできます。

では「栃木らしさ」「茨城らしさ」はどうでしょう・・・。
両県にお住いの方には申し訳ありません!
特に西日本に住む私などでは、イメージすることが頭に浮かばないのです。
しかしそのイメージは、都道府県魅力度ランキングでも如実に現れています。
前者はトップを競い、後者は下位が定位置。
これは、すぐにイメージできる「らしさ」が伝わってないことの証明です。

この「らしさ判断」は、身近な店舗や会社でも試せます。
すぐに「安くて美味しい」とか「オーナーのセンスがいい」とか、すぐにイメージしてもらえれば、それはその人がすでにファンであり、そのお店は地域ブランドになりつつあるということなのです。

 

ブランディング開発計画は、上記のプロセスに沿っていけば事業者さん自身ですすめることも可能です。
当然自分たちのことは熟知しているわけですしね。
あとは第三者的に外からの視点をもち、誰に向けて発信すべきなのかを再認識することがポイントです。
そうした視点がもてれば現状分析も、らしさ探しも、ポジショニングも決定することができます。
ブランディング・プロセスは、そうした自社を俯瞰し再認識するトレーニングにもなります。
ただビジュアル表現などは、プロである我々にお任せいただきたいところですが・・・。

ディーシー・ラボでは、このブランディングプロセスをコンサルティングとしてアドバイスしながら、一緒に考えブランディングデザインとして紡ぎ出す業務を行なっています。
ご相談を受けながら情報共有し、ディーシー・ラボの豊富な事例もお見せしながら進めていきます。
別ページにコンサルティングパックの詳細がありますので、よろしければご覧いただきご検討ください。

 

 

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