CLIENT VOICE

                                                                        

【平野屋さまからの声】

有限会社平野屋
営業本部長
平野真里香
https://lit.link/hiranoyatea

行政からの紹介でご縁をいただき、商品のパッケージデザイン依頼をと思っていましたら、商品そのもの、さらには各原材料にも真摯に向き合ってくださり、商品のスタイルや味、そして会社のキャッチコピーまでご提案くださいました。
デザインは単なる表面的なパッケージのみのデザインではなく、しっかりと中身のあるストーリーを兼ね備えることが、デザインであるのだなと嬉しい衝撃を頂きました。昔ながらの日本茶の良さも伝え続けたい想い、地元の特産物と掛け合わせた新しい商品で日本茶の新しい可能性や面白さを伝えたい気持ち、さらに「平野屋らしさ」など丁寧に拾い上げてくださり、数々の実績から道筋を示していただけ、スッキリとしつつ、他の商品と陳列していてもパッと目に入る印象的な商品が生まれました。お客様からも「パッケージ、手が混んでて素敵ですね」と嬉しいお声も頂いています。ロングセラー商品にしていくために今後とも精進したく存じます。

【商品デザインのアピールポイント】

平野屋さまは、島根県浜田市の地で茶舗として200余年の間、真心を茶に托してこられてます。
そんな平野屋さまの新たなチャレンジは、島根県立大学の学生さんのアイデアを実現させたいという商品開発プランでした。
広島市産業振興センターを通じてのご縁でしたが、平野真里香さんとやり取りさせていただいた印象は、若くても老舗の伝統を背負っておられる落ち着きというか、なにか凛としたものを感じました。
なにより感服したのは最初の試作を試飲した時、私は正直な感想(商品としての個性と味わいが薄いのでは・・・)を述べたのですが、それに対する対応でした。
平野さんは淡々と改良に着手され、その後出来上がった試作品は見事に問題点をクリアされてました。
それに加え、果実茶として他にないスタイル提案を持つ素敵な商品に仕上がってました。
そうなるとこちらの方も、それに見合うビジュアルを創りたいと熱が入ります。
パッケージの方向性の複数提案やメインビジュアルの吟味、それに屋号ロゴの微調整やショルダーフレーズの設定など、直接はパッケージのデザインに関係しないところまで気を配りました。
遠目にも視認性よく見極められ、手に取ればすぐに平野屋の商品と判断でき、さらには将来的にパッケージ形態が変わっても、デザインテイストを継承しやすいものを念頭に置いています。

 

                                                                        

【モリモペストリーさまからの声】

morimo pastry
オーナーシェフ 森脇順子様
https://www.morimopastry.net/
https://morimopastry.com/

これまでブランディングなど意識もしないままお店の経営をしてきた私に、一からmorimo pastryのブランディングを一緒に考え、整えてくださいました。
ネット通販の立ち上げや、パーソナルブランディング、店名変更、ロゴやキャラクターの設定やリーフレット作りなど。ブランディングの大切さをお仕事をご一緒させていただいた中で沢山学ばせていただきました。
今でもその点を意識しながら経営に取り組んでいます。
そうした事が現在売上に繋がってきています。
この新しい店名でこれからもっと飛躍できるように邁進してまいります。

【ブランディングのアピールポイント】

オーナーシェフ森脇さんは、モリモペストリーをご主人と二人三脚で経営されています。
お菓子の専門学校にも行ってない、店に入って修業もしていない。
ましてや男性社会の洋菓子界で35才を過ぎた主婦なんて見向きもされない…。
そんなコンプレックスを海外に出て修行することで克服し、そこで得たスキルとノウハウで独創的なお菓子を作りながら、これから洋菓子作りを学びたい人たちに門戸を開いたプロ育成スクールも主催されています。
コロナ過にあっても一切ブレず、しっかり根を張った行動と信念。
モリモペストリーの軌跡は、小さくとも田舎であっても、大きく波紋を広げることができるという素敵な事例です。
もう見事なパーソナル・ブランディングと言うしかありません。
モリモペストリーチームが、これからどのようにモリモのタネを蒔きどんな森に育てていかれるのか、私自身も楽しみに見守らせていただくつもりです。

 

                                                                        

【カホンプラスさまからの声】

スイーツファクトリー・Kahon-Plus
マネジャー 池田絢様
https://kahon-hiroshima.com

広島で菓子工房としてスタートし、当初からの看板商品だったシフォンケーキでカホンの名前を認知されはじめ、現在では焼き菓子、ホールケーキに加え、美しい創作ケーキまでつくるスイーツファクトリーとなりました。
当初単品販売だったシフォンケーキもパッケージができたことにより、お土産としてのセット売りだけでなく、見た目のアピール効果が生まれました。
販促物や紙袋なども統一したデザインで、ブランドとしての洗練度が増したと感じています。
先日は私どものオリジナル紙袋を再利用されている方を街で見かけ、なんだか嬉しくなりました。
まだまだ小さなブランドですが、創作するケーキを充実させ大きく波紋を広げるように発展させていきます。

【商品デザインのアピールポイント】

広島で新しく芽生えたスイーツプラントの商品で、単品売りから一歩進めたセット箱をつくるご依頼がスタートでした。
当時「Kahon」という名称があるだけで、視覚に訴えるアピール力が弱いと感じられました。
そこで明快なテーマカラーと、看板商品のシフォンケーキをモチーフにしたシンボルを設定しました。
5個入りパッケージを2段重ねることで10個入りとし包材の合理化を図りましたが、パッケージデザインの発想源は和風の野点弁当です。
型抜きの際にシンボルロゴも一緒に打ち抜き、コストをかけずにアピールすることに注力しました。
このパッケージは、第16回ひろしまグッドデザイン賞の奨励賞を受賞しています。

 

                                                                        

【宮原水産さまからの声】

宮原水産 株式会社
代表取締役 宮原泉美様
https://www.miyaharasuisan.jp

印象的だったのは、最初にディーシー・ラボの奥本さんとお会いしたときのことです。
私が「良いものを生産している気概はあるけど、自分たちには他に何もないんです」と言った時、奥本さんは「そんなことありませんよ。良いものが他にもあるじゃないですか」と仰いました。
それからやり取りする中で、宮原水産の伝統や船の印をデザイン表現し、私たちファミリーのイラストを描いてくださいました。
他にない私たちだけのものとは、歴史に裏打ちされた信頼だったり、家族で力を合わせて働く姿だったのですね。
これからも私たちに何ができるかを考え、新たな方向に舵を取ります。
このZACOせんべいはその一歩でもあります。

【商品デザインのアピールポイント】

宮原水産さんは、ちりめん・しらす漁と牡蠣養殖を生業に、これまで代々100年以上海とともに生きてこられたご家族です。
海に生きてきた歴史を誇りにしていただくための表現と、一枚岩で頑張る皆さんの姿から発想したビジュアルとキャッチを提案しました。
その業務の中で、市場に出せない未利用魚をどうするか?という問題に対する解決法がこの商品でした。
手間暇がかかるため、意外とこうした魚介類加工品はお高いものが多い。
しかし子供のおやつとしても購入していただきたいので、できるだけ安価に提供したいとのこと。
その辺りを考慮してカジュアルな気軽さをデザイン表現しました。
しかしその中にも「漁師のつくった」「お魚まるごと」「ZACO(雑魚)」という大切なキーワードを盛り込んでいます。

 

                                                                        

【カネト海苔水産さまからの声】

カネト海苔水産 株式会社
代表取締役 兼田行登様
http://www.kanetonori.com

ディーシー・ラボさんとは、商工会の紹介からはじまったご縁でした。
これまで会社のマークや決まった書体もなく、会社の顔として見せるものはありませんでした。
当社のシンボルとしてカネトのマークができシンボルとなる青海波の文様ができ、それをパッケージやサイト、車のボディーに貼ったりして形になると、デザインのメッセージ力を実感できたんです。
イベント用にブランドマークを入れたTシャツやキャップもつくりましたが、若いスタッフたちも気に入ってくれたようです。
嬉しかったのが、ウチのじいさん(初代)の名前を牡蠣や海苔の高級ラインの名称に提案してくれたことです。
そんな初代の名前を冠した一番摘み海苔「虎吉」は、私たちカネト海苔が自信を持ってお届けする最高品質の海苔です。

【商品デザインのアピールポイント】

広島に残る伝統の海苔養殖、その中で一番最初に収穫する初摘み海苔は、黒々と艶があり豊かな風味や柔らかく口どけが特徴です。
そんな高級ラインの商品として特別視するものを作りたい。
とはいえ限定品ゆえに大量生産できず、パッケージもローコストに仕上げなくてはなりません。
印刷なしの箱に掛け紙のみのシンプルな形態なので、なんとか強めのインパクトを仕込みたかった。
そんな中「なぜ屋号はカネトなんです?」と聞くと、「初代が兼田虎吉で、その名から取った」と。
その虎吉というインパクトある響きを商品名に使うことで、江戸文字の虎を箔押しで入れるデザインの方向性が決まりました。

 

                                                                        

【ひろしまきもの遊びさまからの声】

一般社団法人ひろしまきもの遊び
代表理事 澤井律子様
https://www.kimonoasobi.info/

着物が活躍する場面づくりをあらゆる視点で企画・プロデュースしております。活動を通じて、着物を譲っていただくことも多いなかで、サイズの小さいものやシミや穴など、着るのが難しいコンディションのもののセカンドステージとして、開発したわし手帖。
商品を通じて持続可能な循環化社会に向けてのささやかなメッセージも伝えられたら、とディーシー・ラボさんに相談しました。過剰な包装を避けながらも、折形という日本文化のひとつにも触れてもらえるパッケージを考案いただき、贈り物としての価値があがったように思います。

【商品デザインのアピールポイント】

私が担当させていただいたのは、ひろしまきもの遊び様がコツコツとアイテム拡大されていた創作和雑貨のために、まだない固有の名称とブランドらしさを産むシンボルロゴを設定することからでした。
そんなメンバーさんとやりとりしながら生まれたのが(「和と」WATO…)です。
「それに和とともに暮らすスタイル」というキャッチフレーズをセットすることで、ひろしまきもの遊び様の理念と方向性が一気に明確にカタチになったと思います。
そこから派生したわし手帖のデザインですが、パッケージと言っても折形包みをアレンジしているだけで、むしろ包む作業の方が大変なものになったことは反省点です。

 

                                                                        

【瀬戸鉄工さまからの声】

有限会社 瀬戸鉄工
代表取締役 瀬戸勝尋様
https://setotekkou.co.jp/
https://www.yakiiriko.com/

単に商品のデザイン依頼という認識しかなかった私は、ブランディングの重要性を聞いてもそれほど理解してはいませんでした。
しかし出来上がったデザインを見て、奥本さんの意図されていたものがわかりました。
少しづつ増えていったパッケージや包装材、販促物のすべてに、瀬戸鉄工がこれから長期に渡って使える、統一した意匠やシンボルが盛り込まれていたからです。
ブランディングデザインとはそういうものなのかと感じ入った次第です。
そんな奥本さんとの共同作品である焼きだしシリーズをぜひご賞味ください。

【商品デザインのアピールポイント】

だしパックというライバル商品の乱立する市場の中にあって、瀬戸鉄工フーズの特異性を表現する意味でも、他と異なるイメージを求めました。
デザインのためのデザインではなく、本当に現場で店頭で、消費者に響くデザインを目指しました。
その結果、首都圏の高級食材店や海外(特にフランス)で、販売実績があがっています。
オリジナルの波型地紋をベースに配置しながら、版画調イラストと各テーマカラーで、ラインナップを形成しています。
自然を売りにする商品で、メタリック調に輝く包装材はタブーではないかと声も上がりましたが、「魚体だって、メタリック色ですよ」という意見により採用決定されました。