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WORKS
DOCUMENT

#03
奧出雲そば処一福緑井店
広島県広島市安佐南区緑井5-22-1 緑井天満屋店2F
Tel&Fax 082-876-5288
http://www.ippukusoba.com


完了したプロジェクトの実践報告です。何をどのように創造したのか、エピソードを添えて紹介します。



#04
旧工場を再生利用し、理念ある店にするために何をしたか。


#03
ブランディングと共に、ローコストで目指したカジュアルな手打ちそば店。


#02
素人がいきなり飲食店を経営!無謀な計画に対して提案したのは?


#01
何度も訪れたくなる、環境と共存する観光牧場のために設定したこと。



島根県飯石郡飯南町。
四方を山に囲まれた、静寂の山里頓原に「一福本店」はあります。
手打ちにこだわったコシの強さと秘伝のだし。
そば好きにはたまらない、いつも客足の絶えない地元の名店です。
現在は中国地方に6店舗の支店を持ち、催事出店や自社商品も販売するメーカーでもあります。
社長はじめ、全スタッフが生き生きと仕事を楽しむ、その好調な業績もうなずける会社なのです。



更なる質的向上のポイント

そんな一福にも行うべき開発はありました。
良いところは生かし、更に一皮むけてステップアップするためのブランディング構築。
今を根本をしっかり固める時期として考え、その施策に着手したのです。
そのためには、一福の理念を目に見えるかたちに表現し、それをメッセージとして消費者に伝えることが必要です。
店舗にも商品にも、すべてに統一して利用できるデザイン開発によって、視覚的に伝えるV.Iデザイン(視覚的統一)開発がスタートしました。



一福全店の、そして商品の精神的柱は、頓原の自然であり本店です。
その素朴さという“良い意味でのバタ臭さ”を生かしながら、品格あるメッセージとするため、日本古来の瓦版や版画のイメージでビジュアルをつくりました。
新しいロゴ、キャッチフレーズ、ビジュアルパーツの創作点数は、50点を超えています。
あらゆる場面で利用できるオリジナルの意匠は、一福だけのデザイン資産として機能します。
まずソフトがあって、それを生かし切るハードが発想できます。
ハード、すなわち店舗や商品や造作物に、イメージ統一されたメッセージが登場することになります。



素朴さと気軽さを表現したお店。

そんなとき、一福の新店舗の計画が持ち上がりました。
地域密着型のデパート内の、いわゆる“居抜き”の店舗開発です。
それまでの洋食店から大きなゾーニング変更もせず、かつローコストにスピーディーに完成させなければなりません。
立地的には、圧倒多数である女性客に好まれるもの。
店舗的には、衣料フロアの奥まった場所という条件で、その場を違和感なく主張するもの。
コストをかけず短期間に完成させるという条件から、内装工事は必要最小限にとどめ、女性客を意識した休憩コーナー、島根産品販売コーナーの設置、そば打ちコーナーなどを重要視しました。
一福全体のための新しいロゴ、キャッチフレーズ、ビジュアルパーツという、デザイン資産をさっそく活用できる舞台ができました。




写真の髭の2人は怪しい者ではありません。
共に店舗づくりで奔走した、アーティストのT氏、建築家のY氏。
オープン直前、すべての仕事を終え一息というところです。
壁面のビジュアルが、単調になりがちな和風の店内に色彩とリズムを醸し出しています。
店舗において、おざなりにされがちなのが、POPなどの店内告知です。ここでは壁面装飾がPOPスペースを持っているため、位置やサイズが統一でき、煩雑に見えることはありません。
オープン時には社長自ら手打ちを披露。にぎやかな開店でした。



素朴で力強く、かつしなやかな絶品手打ち。

一福は厳選素材と地元奧出雲の素材にこだわるお店。
手打ちのそばは、粗挽きの挽きぐるみを使った、野趣に富む田舎風の風味。その絶妙な舌触りに調和する濃いめの秘伝だし。
一福の味には、一見さんも常連にしてしまう魅力があります。
種ものでは地元産舞茸天ぷらが好評。そばつゆに負けない食感と香りが持ち味です。
現在店舗内でそば道場もスタートし、平日昼にも主婦へのそばうち講習と食事会でにぎわっています。
お近くにお越しの際は、ぜひ一度山里の味をご賞味ください。
一福の思いを、軽やかな口上のように表現した暖簾が迎えてくれます。
また一福のHPも必見。オリジナル商品のネット通販もありますよ。

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