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IDLE TALK
私的ココロ







ディーシー・ラボの代表、奥本が、モノやコトそしてドーラクについて、その時々の興味を気ままに綴ったアイドルトーク(無駄話)。仕事も遊びも楽しむ方々との小休憩ページです。
また時折登場する趣味のコラム「道楽迷路」は、その道の趣味、興味のない方にはさっぱり意味不明、本当に時間の無駄となります。


過去の私的ココロ

お暇な方、もの好きな方ヘ贈る、愛と追憶のバックナンバー。





Vol.013
素敵な出会い

文=奥本健二
イラスト=佐々木悟郎






願っていれば夢は叶うとは言うけれど、それを実感できることがあった。
もちろん、この人が好き!会いたいんだって声を発してないと、だれも紹介してくれないけどね。

先日、某大学教授の方の計らいで、長く会いたいと思っていた佐々木悟郎さんと時間をともにすることができたのだ。
で、絵と同様なやさしい人柄にふれて、もう大感激。

「ささきごろう?誰それ」という方も、彼の圧倒的なデッサン力をベースにした、美しい透明水彩のイラストを見れば、「アッこれ知ってる!」って気づくはず。
サントリーや名だたる企業広告、本の装丁など、人気実績実力共、いま日本で最も輝いている一人である。

時間も忘れお話するうちに、考え方に共通するところが多く、すごく共感したって次第。
私の2次元のグラフィックを、3次元の店舗空間に生かすプランにも、興味をもってくださった。
ひょっとすると、“GOROの世界”とコラボしたショップ開発が実現するかもしれないという、ワクワクできる出会いだったのだ。

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“色彩の魔術師”佐々木悟郎さんの作品









 佐々木悟郎さんのサイト、イラストのプリントやカードも販売中。
 必見!癒されます。
  ↓
  http://goro.s-peaks.com/

 ■主な活動・作品
  第4回NAAC展ADC部門特選 他受賞多数
  愛知県立芸術大学非常勤講師
  劇団四季プログラムイラスト
  山田詠美・浅田次郎著書カバーイラスト
  郵政省記念切手イラスト他多数

 ■著書
  『L.A』文春文庫
  『いつもジャズが聞こえていた』東京書籍
  『みづゑのレシピ 水絵を描く』 美術出版社
  その他多数

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ところで、よく自分の夢や願望を強く思い、それを言葉にして誰かに伝え続けると、それが叶うなんて言われたりする。
しかし、その思いを口にするだけではだめなのだ。
「伝える」と「伝わる」は一文字違いで、結果は大違い。

今ここにストリートミュージシャンがいるとしよう。
一口に音楽とは言ってもその種類は千差万別だし、スタイルも自由。
それは各人の個性なのだから一向に構わない。
この際ポイントなのは、とにかく音を発する、ということ。

これが「伝える」ということ。

そのミュージシャンの手によって発された音は、いつしか誰かの耳に届くはずだ。
その音にふと立ち止まり、じっと耳を傾ける人もいるだろう。
そのリズムに合わせて踊りだす人もいるだろう。
中にはその音に何かを感じとり感涙にむせぶ人もいるかもしれない。
これが「伝わる」ということ。

また、同じその場を通りかかっても、まるで聞こえないがごとくに通り過ぎる人がいる。
この人には「伝わらない」ということ。

重要なのは、何を伝えるかより、どう伝わるか、ということなのだ。
伝わった表現は、共感や感動として相手の心に残る。

 では、伝わらなければ…?

  …それは無いのと同じこと。

どんなにお金をかけた開発も、どんなに優れた技術でも、伝わらなければ、それは相手にとって「存在しない」のと同じこと。
そう考えると、個人でも企業でも、「伝わる表現」への責任と重要度は、すごく大きいことだって気がつく。
新たな出会いを得るためには、伝わる表現が必要なのだ。

音や言葉は、非常に原始的でシンプルな代物だ。
誰にでも簡単に発することができる。
だけどシンプルだからこそ、より鮮明にその音や言葉には自分自身が投影されてしまうのだ。
良くても悪くても、そう、自分に返ってくるのである。





2005年12月06日 19時17分

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